福岡県NPO・ボランディアセンターが発行している「NPO法人事務体制整備ノート〜より良い法人運営のために〜」を読んでみた感想をちょこっと載せておきます。
全体的に、要点をまとめて記載されているので、深掘りしたい場合には関係法令だったり、他の手引きを参考にするとさらに情報収集することができるかと思います。
デザインとしては、濃紺と黄色の2色刷りとなっており、比較的見やすいと感じました。
ただ、背景にノートを意図する罫線が引いてあるのですが、それと文章の行間は一致していないので、細かいところが気になる人は気付くかもしれません。
1章の法務を弁護士、2章の労務を社会保険労務士、3章の会計をNPO法人職員、4章の税務を税理士、5章の寄附と6章の認定をNPO法人職員が執筆するという「餅は餅屋」方式で書かれていて、モニターの方々によるアイデアも入っているため、文章のわかりやすさ、理解しやすさは納得いくできになっているかと思います。
営利企業での会計労務や法務経験がある人でも間違いやすい(NPO法人の特殊性もあるかと思います)ところには、よく読めば注意点として書いてあったりしますので、初めての人も経験者の人も、いろいろと気付きや発見がある読み物だと思いました。
平成29年3月時点での情報のため、古くなっている情報もありますので、必ず最新の情報もチェックしながら読み進めると良いのではないかな、と感じました。
なお、改訂版が出ていますので、こちらにリンク張っておきますね。